赤ちゃんは殺されたのか(リチャード・ファーストマン&ジェイミー・タラン)
乳幼児突然死症候群(SIDS)で、5人の子どもを失った母は、実は
殺人であったというノンフィクションです。
睡眠時無呼吸症候群は、この頃また、クローズアップされてるけれども。
睡眠時にいつのまにやら死んでいるという突然死。
それが無呼吸のなせる技ではないかと研究する医療従事者。
症状そのものだけを見て、そして、医療従事者が自分の研究のみのためにだけ
にしか、赤ちゃんを見ていないならば・・・。
おかあさんと、赤ちゃんの関係を見ていた看護婦の恐怖も無視。
突然死と窒息死は、みわけがつかない。しかも、赤ちゃんの場合は
抵抗しない。唯々諾々と窒息してしまう。
少なくとも、幼児になると、抵抗して暴れたりひっかいたりするから
なおのこと、乳児の場合、見分けがつかない。
生まれたばかりの赤ちゃんを母親が殺すなんて嘆き悲しんでいる
母親を見て、まわりは考えもしない。
結局母親は、代理型ミュンハウゼン症候群という病気でもあったわけだが。
完全犯罪にもなりかねないSIDS。
と、医療へのこわさ。
十二分に味わえる本だ。
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