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じいちゃん手術後

三日たって、病室をのぞいてみた。
顔の色つやもよく、驚くことに、もう、二本足で立っている。

手術して、一週間は、ベッドの上で上半身を少しづつ起こしていくのが基本。
歩くのも立つのも絶対禁止と聞いていた。
が、すでに、手術の次の日には、車いすを使ったらしい。
そして、案の定、トイレまで、歩いていき、おこられたらしい。
まだ、骨に肉がくっついてないのに、ここで、人工関節はずれてしまったらどうするの!と、看護士さんにいわれたらしい。
手術したことをやっぱり、忘れていたんかいな・・・。
しかし、傷のなおりもかなり早く、あと、三日はかかるといわれてたドレーンがすでにとれてたらしい。
そろそろリハビリをはじめてもいいといわれているらしいのだが。
ということは、退院の予定は、12月5日であったけれど、今月中になるかもしれない。
またまた、自己申告で言い張るじいちゃんの言動が心配で、病室に来られた看護士さんに尋ねてみると、可能性はあると言われた。
年のわりに早い回復を喜ぶじいちゃんは、同室の患者さんに盛んに自慢している。
どうも、じいちゃん、ここにいるのが楽しいらしい・・というか、ものすごく嬉々としている。
ちょうど、その日は、先月分の入院費の支払いだった。
御用達の私が下の階まで支払いに行った。
まだ、手術をする前の検査三昧の月でしたので、8000円弱。
期間は、一週間。割り算すると一日、1200円少々。
おおっ!
じいちゃんは、ずっと、おってもいいかもね、と、感嘆する。
私もずっとおってもいいかもね、同意する。
頑張って、リハビリ、しつこくしようよねと、言外の意味を込めて話したが。。。

四方山話をしていて、手術の話になった。
な・なんと、じいちゃんは、あの手術後、手術室から、ベッドにのせられて病室に帰ってきてから、翌日までの、記憶がないと言う。
ご丁寧にどうやって、病室に戻って来たかを尋ねるじいちゃん。
まるっきり、記憶がない。って。。。
手術室にはいって、脊髄の麻酔を打たれて、下半身は、痛みがなくても、カンカンと骨を打ち付ける音は、覚えてたらしい。
麻酔の女の先生が耳元でいたくないですかといいながら、自分の頭を両手で抱いていたのを最後に、記憶が途切れてるんだとか。。。

え、え、え!あの手術室から出た直後しゃべってたアレやコレは・・・?
病室に戻って盛んに手術の様子を話してたアレやコレは・・・?
あの病室での点滴はずれの騒ぎやら、亀の子のように首をのばしてたアレは?
一体・・?
じいちゃん、幽体離脱でもしとったんかいな?

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