じいちゃん、まだまだ入院中
5日が、退院予定でしたけど、毒素が出てるから、もう少し様子を見ましょうと、言われて、入院中です。
だいぶ、リハビリも進み、杖なしでも、歩けるらしいのですが、まだ、骨に肉がまわってないとかで、杖あり歩行中です。
ついつい、杖なし歩行をして、看護士さんに見つかり、おこられている常習犯なのですが。それをまあ、うれしそうに話してるじいちゃんは、もしかして、確信犯。
座る暇のないおしゃべり攻撃のなか、看護士さんがお熱をはかってくださいと、来られたのを機に椅子を取りに行けました。
ピッピと体温計がなると、看護士さんが「いいですよ」と、言われました。
じいちゃんは「なにが?」
と、看護士さんの顔を見ると、看護士さんは、困った顔をして、うつむいて、無言の返事。もう、すぐ、かわいい看護士さんになるとからかうんだからと、思いながら、ほら、体温計、だして、熱を教えてあげたら・・と、促すと、しぶしぶ、楽しいおもちゃをとりあげられたこどものような顔で体温計を差し出しました。
見ると、34度4分。爬虫類かよ。
ちょ・ちょっと、低すぎるのではないですか・・・。
もう一度はかり直すのでと、看護士さんに言って、あとは、私がしますからと、お引き取り願いました。
ふと見ると、じいちゃんは、必死で体温計をふっています。
何してるの?
体温計をさげよる。
って、それ、デジタル体温計だから、ふっても下がらんのですけど。
ほら、さがりよる。。。
わけはないのですが。
いいから、このケースに入れて、もう一度とりだして計るんです。
ふっ、35度7分。人間に戻った・・。
帰りかけてる看護士さんに、毒素があるから、退院がのびたと本人が言ってるんですが、手術の時の関係でしょうかとお尋ねしてみました。
思い切り首をひねって、???な顔をする看護士さん。
体に炎症が起きてるから、朝と晩に点滴を打ってもらってます。
その炎症の検査を血液をとって毎日調べています。
だいぶ少なくなってきてるので、来週あたりに退院ではないでしょうか、
という看護士さんの話。
うーーん、毒素は、どこにあるんだ!
朝早くこられる主治医の先生の話。
病室の患者さんの気の毒な話。
手術したあとの傷の話。
隣にいらした面倒見のよかったちょい若い人の話。
月曜日の院長診察お大名行列の話。
出てくる出てくる、洪水のような話を聞きながら、ほんと、トイレに行く暇もないし、帰る暇もないなあと、相変わらずの元気ぶりに喜んでいいのか悲しんでいいのやら。
そして、やはり、気がついたら五時の鐘。
シンデレラならぬシュフデレラは、急いで帰ってごはんを作らなきゃ、おばあちゃんになってしまう・・・って、急がなくてもなるんだったと・・・・。
それにしても、前回、旦那が行った時の話には、驚いたものです。
よかよか、引き出しに鍵なんかかけんでもと、財布も保険証も引き出しに入れっぱなしだったじいちゃん。
見かねた旦那が財布を預かっておこうかとのぞいたら、ニジュウマンエン!
!!
一体、なんでこんなに持って来てるのかじいちゃんに聞くと、テレビ見ろーもん。
って、テレビカードは、一枚1000円。
どんだけ、見んのかい!と、あきれはてた旦那。
とりあえず、お預かりしてきた財布ですが、盗られたら、どんだけ、青くなったやら・・。
太っ腹なのか、いい加減なのか、始末に困るじいちゃんで。
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