もっと輝いて、シニアライフ(中村義)
リタイア後、いかに過ごすかを主題に書かれた本。
本人自体も早期退職をされて、自分のしたいことを第一義に考えて行動されている。その集大成とも言える内容だ。
しかし、家にくすぶっていないで、外にでようよ。ボランティアは、すばらしいよ。NPOにかたろうよと、お説は、まことにすばらしいのである。が、なんとなく、中途半端な感じがする。思いついて、いざ実行して、やり始めて。途中までくると、次に目新しいことを初めてと。。。
それも、悪くはないけれども。
読んでいて、最後のつめ、いったい、それをして、どんなにいいことがあったんだ。または、あるのかというところがさっぱりぱり。
消化不良を起こしそうになる。
で、しまいのおわりこのことばで。
私は、欲張り人間。普通の人より、守備範囲が広い。
これを裏返せば中途半端になると。
ふむふむ。そう、そう、そうやんか。
そやろそやろ。この人の人生そのもんやんか。
あくなき、新しきことへの挑戦。
たぶん、この本を書かれたこと自体がそのことのひとつだったんだと、遅まきながら気づいた。
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