宮廷画家ゴヤは見た
絵は見たことがあるけど、よくは知らなかった。
ゴヤという画家は、けっこう、時代をあらわしている。
ゴヤという目を通しながら、この時代のスペインが如実に表されている。
それにしても、カトリックは、ひどい。
審問会で、異端を拷問。
日本でも散々、キリスト弾圧はあったと思うが。
幸せになるはずの宗教が理不尽な嫌疑で拷問殺されてしまう。
それを神の名のもとに平気で行うことができるということこそが真の闇のような気もする。
ここだけをとりだし始めるときりがないが、そのあたりの理不尽さをこの映画は、赤裸裸に描き出している。
何にせよ。それだけ、人間は愚かだということだ。
しかしながら、愚かでも、ばかでも、ちょんでも、命というものは、ただ、生きながらえているだけで、次の世代まで、たくましく生き抜いていく。すごい。
そのあたりのしぶとさといったら、キリスト教も真っ青ではないのか。
そして、その生を支え続けてるのは、いったいなんだろう。
口がこそばしくなるので、あまり、口にはできないが、盲目の愛なのかもしれん。
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