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ウォンテッド

アンジョリーナ・ジョリーは随分前の映画では、走る姿のあまりの不格好さに泣いた。
それが今回の鋭い動き。
頬はそげ、強い女を演じている。
かっこいいではないか。
いきなり、銃を片手にうんこ座りでバンバンぶっ放す姿にほれぼれ。
とにかく、映画は、すべてがかっこよくなくてはいけない。
すべてにスピード勝負。
あれ?変?と、思う隙を感じさせてはいけない。
見事に観客をはめこんで、スクリーンにとびこませなくてはいけない。

目が釘付け。
体は、硬直。
息はくことを忘れて酸欠症状態になってもかまわない。といわせる。
アクションものは、こうでなくちゃの神髄。本望。
もはや、ストーリーなど、とんでいってしまい、ただただ、落ちる、あがる、はねる、のスピード感だけに酔う気持ちよさ。

ストーリー的には、情けない男が一躍ヒーローに変身するという一見まゆつばものであったが、単純なのが功を奏してた。
切られても打たれても、風呂に入れば、傷がたちまち消えるなんて、なんでや?と思うけど、それなりに面白い。
ここまでかの危機的状況をするする駆け抜け、まい進するウエスリー。
終わるまで気の抜けない話は、アドレナリン100パーセント放出間違いない。

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