辛い飴(田中啓文)
読んでいるうちに、あれ?おかしいな?
ジャズがでてきて、物語が進む。
でも、あれ、これは、違うストーリー。
けど、なんだか、もやもやする。
なんでだろ?
と、読み進めていく。
と、一話終わるごとに、レコードの紹介がある。
ああ、これ。
落下する緑に続いたものだったんだ。
納得。
音楽の特にジャズの魅力たっぷり含んだ物語は、またしても、ジャズにたいする思い入れが深くなること受けあいだ。
あいまのレコードもyoutubeで検索すれば、実際の音楽を聞けるところも、魅力倍増。
圧巻は、タイトルにある辛い飴編。
往年のジャズプレーヤーがじいさんになり、その昔をよしみ、日本に呼ぶ。しかし、送られてきたテープはひどいもの。いくらなんでも、ひどすぎると愕然とするも。
そのあとの展開は、すごすぎる。
受け持ちの楽器は、本体ではない。表現するのは、その人そのものであるということなんだ。
意味を深く知りたい方は、本書でどうぞ♪
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コメント
こんばんは。
トラックバックさせていただきました。
表示されないようなので、URLを置かせていただきますね。
http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-876.html
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投稿: 藍色 | 2009年5月23日 (土) 04時28分