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大雨避難も考えもの。

母は、75歳になる。
一人暮らしである。
その母は、このたびの大雨で、隣のこれまた一人暮らしの同年代の女性と、二人して、避難所へ向かった。

それは。
夜になって、不安になってきたらしいのだ。
大雨はやむことなしにどかどか降る。
表を見ると、道路は水浸し。
そして。
そんなとき、アナウンスカーが行く。
「避難場所は○○公民館です」
「不安な方は、避難してください」
隣のご婦人は、慌てて、外に出てみた。
道やら、畑やら、溝ならさっぱりわからないくらいの道路。
これが首までつかった日には・・・。
お・おそろしい・・・。
足も悪いし、これ以上、水かさが増したら、避難できん。
そう、思ったとなりのご婦人。
母を誘った。
危ないから、すぐ、公民館に避難しょうや。
二人して、夜の道を歩く。
というより、川歩き。
もう、すでにべちゃべちゃ。
長靴なんて、ちっとも関係ない。
車が通るたびに、上からしたから、びちゃまみれ。
そのうち、車は、動けなくなったのか、ところどころ、止まった車があちらこちらに点在中。
ひっ!と思った瞬間、足をとられて、こけた。
母は水浸し。
首からしたは、びっちゃびっちゃ。
行けども行けどもつかない公民館。
暗くて、道に迷うたか。
家からでてきた人にお訪ねすると、まだ、半分もきてない。
隣の人もかえろうかと迷いだす。
しかも、真っ暗な夜道。
ひきかえすのも怖い。
迷いに迷って、30分あまり。
着いた公民館に安堵したものの、びっちょり濡れた半身ではね、しようがない、いすにすわって、夜明けまでまんじりともせず。

夜明けとともに、外を見ると、水がひいている!

朦朧とする体にむちうって、仲良く帰宅。

うちは無事だった♪
母も無事でよかったよ。

しかし、この場合、避難した方がよかったのか、どうか、あとから聞くと非常に迷う。
足腰の弱い年配がひざまでじゃぶじゃぶしながらも、はっきりわからない避難所めがけて、歩いていくなんざ、無謀の一言につきるような気がするのは、私だけだろうか。

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