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ハナシがうごく!(田中啓文)

笑酔亭梅寿謎解噺シリーズである。
例によって、はちゃめちゃ竜二とお師匠の梅寿、派手にあばれまわる。
人間の水準からすると、困ったさんではあるが、結局憎めないのは、人としての神髄が見極められているせいかなとも。

小話は、やっつ。
それぞれ、癖のあるものやら何やら。
中でも、竜二が独り立ちするにあたって、金に困って、落語から漫才に転身するあたりのとどのつまりも面白い。
漫才と落語。
似てるようで、違う。
熟練の味というか。なんというか。
このあたりの楽しさが落語を聞かずして味わえるのは、すごい。
ほんとは、竜二が主人公のはずなんだが、梅寿さんのキャラクターには、脱帽。
芸は人間国宝なみ。
私生活は、寅さんなみ♪

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