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2010年5月

びわジャム

びわがいっぱいとれたと友達が届けてくれた。
なんと、袋一杯。
いくらなんでも、食べきれんねと思ったら、びわジャムらするといいよと言われた。
それは、いい考えだと、とりかかった。

まず、実をふたつにわり、種を出す。
そして、皮をむく。
その作業を永遠と続けた。
気かつくと、二時間はゆうにすぎていた。
鍋をとろうと、足を踏み出すとかたまっていた。
足って、かたまるのね。
しばらく、固まった足がほどけるのを待った。
ようよう歩いて、鍋にいれてみると、鍋にちょうど一杯分。
ひぇーっ、こんなたくさんあったのか。
けど、むいた皮、むいた種も、同じくらいの量。
これまた、ひぇーっ。
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それにさとうをどれくらい?
ほんとは、計りたかったけど、計りの重量を超えていたので、計れず。
仕方がないので、目分量で、さとうをしこたまいれた。
一袋、700グラムとある。
ただでさえ、てんこもりのびわにえんやこらと、さとうをいれたら、山になった。
火をかけた。5297
だいじょうぶか。とけるのか。
と、気にはなったけど、いれてしまったものは、仕方がない。5293
そのまま、くつくつ煮た。
一時間が過ぎる頃、
おおっ、あくが出だした。
泡にあくが泳ぎまくり。
やっぱり、あくは、悪人といって、とったほうがいいとおもふ。
しかし、とってもとっても、わいてくる。
さすが悪人。人間界と一緒だ。
そうこうしてるうちに煮詰まってきだした。
かきまぜていると、びわが黄色から飴色に変化してきた。
これでいいのか?ほんとに。5294
さとういれすぎたか?
色がどんどこ、茶色にかわりだし、少々不安がもちあげる。
けど、ここまできたびわジャム作り。
途中でやめられぬ。
とうとう、鍋底をすくっても、そこに汁が戻らなくなるほどになってきた。
こんなもんだろか。きっと。
長年の勘がそうだそうだと合唱している。

どうでしょう。こんなもんで。
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巴之丞鹿の子(近藤史恵)

たぶん、捕物そのものや、江戸の時代の人情などは、小憎らしいほど、気持ちいい展開を見せてはいるのだが。
なんとなく、会話が現代なのだ。
そこらの兄ちゃん姉ちゃんの会話に置き換えても違和感がなさそう。
なので、そういう部分が気にならないのなら、人物のキャラで楽しめる。
お袖の侍をけってみたという場面は・・・。
そう、何やら、蹴りたい背中を彷彿させるし。
蹴りたい背中、江戸版みたいな感じも面白い。

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魔法使いの弟子たち(井上夢人)

ドラゴンウイルスという未知のウイルスで、人類滅亡!
というとき、奇跡的に命をとりとめた4人。
その4人の後遺症がおりなすまさかの数々。
奇想天外・荒唐無稽、何でもあり。
そういいながらも、時節をふまえながらの展開。
裏の意味が感じられるとこでは、ニヤリ。
おしまいまで、気がぬけず。
しかし、作者さんは、最後の最後まで、あまりのネタの出しつくしに困り果てたような・・。

個人的には、物語の中で楽しく面白く、わくわくできれば、いい方なので、花丸♪

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