びわジャム
びわがいっぱいとれたと友達が届けてくれた。
なんと、袋一杯。
いくらなんでも、食べきれんねと思ったら、びわジャムらするといいよと言われた。
それは、いい考えだと、とりかかった。
まず、実をふたつにわり、種を出す。
そして、皮をむく。
その作業を永遠と続けた。
気かつくと、二時間はゆうにすぎていた。
鍋をとろうと、足を踏み出すとかたまっていた。
足って、かたまるのね。
しばらく、固まった足がほどけるのを待った。
ようよう歩いて、鍋にいれてみると、鍋にちょうど一杯分。
ひぇーっ、こんなたくさんあったのか。
けど、むいた皮、むいた種も、同じくらいの量。
これまた、ひぇーっ。
それにさとうをどれくらい?
ほんとは、計りたかったけど、計りの重量を超えていたので、計れず。
仕方がないので、目分量で、さとうをしこたまいれた。
一袋、700グラムとある。
ただでさえ、てんこもりのびわにえんやこらと、さとうをいれたら、山になった。
火をかけた。
だいじょうぶか。とけるのか。
と、気にはなったけど、いれてしまったものは、仕方がない。
そのまま、くつくつ煮た。
一時間が過ぎる頃、
おおっ、あくが出だした。
泡にあくが泳ぎまくり。
やっぱり、あくは、悪人といって、とったほうがいいとおもふ。
しかし、とってもとっても、わいてくる。
さすが悪人。人間界と一緒だ。
そうこうしてるうちに煮詰まってきだした。
かきまぜていると、びわが黄色から飴色に変化してきた。
これでいいのか?ほんとに。
さとういれすぎたか?
色がどんどこ、茶色にかわりだし、少々不安がもちあげる。
けど、ここまできたびわジャム作り。
途中でやめられぬ。
とうとう、鍋底をすくっても、そこに汁が戻らなくなるほどになってきた。
こんなもんだろか。きっと。
長年の勘がそうだそうだと合唱している。
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