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びわジャム

びわがいっぱいとれたと友達が届けてくれた。
なんと、袋一杯。
いくらなんでも、食べきれんねと思ったら、びわジャムらするといいよと言われた。
それは、いい考えだと、とりかかった。

まず、実をふたつにわり、種を出す。
そして、皮をむく。
その作業を永遠と続けた。
気かつくと、二時間はゆうにすぎていた。
鍋をとろうと、足を踏み出すとかたまっていた。
足って、かたまるのね。
しばらく、固まった足がほどけるのを待った。
ようよう歩いて、鍋にいれてみると、鍋にちょうど一杯分。
ひぇーっ、こんなたくさんあったのか。
けど、むいた皮、むいた種も、同じくらいの量。
これまた、ひぇーっ。
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それにさとうをどれくらい?
ほんとは、計りたかったけど、計りの重量を超えていたので、計れず。
仕方がないので、目分量で、さとうをしこたまいれた。
一袋、700グラムとある。
ただでさえ、てんこもりのびわにえんやこらと、さとうをいれたら、山になった。
火をかけた。5297
だいじょうぶか。とけるのか。
と、気にはなったけど、いれてしまったものは、仕方がない。5293
そのまま、くつくつ煮た。
一時間が過ぎる頃、
おおっ、あくが出だした。
泡にあくが泳ぎまくり。
やっぱり、あくは、悪人といって、とったほうがいいとおもふ。
しかし、とってもとっても、わいてくる。
さすが悪人。人間界と一緒だ。
そうこうしてるうちに煮詰まってきだした。
かきまぜていると、びわが黄色から飴色に変化してきた。
これでいいのか?ほんとに。5294
さとういれすぎたか?
色がどんどこ、茶色にかわりだし、少々不安がもちあげる。
けど、ここまできたびわジャム作り。
途中でやめられぬ。
とうとう、鍋底をすくっても、そこに汁が戻らなくなるほどになってきた。
こんなもんだろか。きっと。
長年の勘がそうだそうだと合唱している。

どうでしょう。こんなもんで。
5296

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