1Q84 BOOK3(村上春樹)
牛河さんが大きくクローズアップされていた。
物語の中では、ほとんど脇役に過ぎなかったのに、この章では、彼の生き様が余すところなく綴られる。
なんでかって・・・?
彼が握ってる情報は、ほかの人物たちの人生を左右していくから。
なのだが、それ故の悲しい結末もある。
それにしても、物語の展開は、あまりにも意表をついてくる。
まさか、作者が読み手の気持ちを縦横に操っているわけではないと思うが。
一番驚いたのは、ジ・エンドであったはずの青豆さん。
その青豆さんが生きていた。
それも、次におこることは、到底予想外すぎる。
ストーリーを書きまくりしてもさしつかえなければ、そうしたい。
けれども、コレハモノガタリナンダと思うとオモウという観念にとらわれながらも、実は、現実は現実を超えている。
と思えば、あっても・・いや、それは、ない!か。
いろいろ、読みながら、思うことはある。
いちいちあげればきりがない。
が、読んでいるうちがサイコーの世界。
本を閉じれば、現実。日常生活。
そのあたりの楽しさでしょうか。
とにかく、読んでみなさい。
しか、言いようがない。
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