« 暁英 贋説・鹿鳴館(北森鴻) | トップページ | マイレージとニモカとクレジットカード。 »

おとしはいくつ?

最近、講座に出席すると、年代が下の人が多くなってきた。
今回は、同じ班に80歳の方がいらして驚いた。
ご自分から、若い人に交じるのは、気が引けるがと言いながらも、楽しそうになさってた。

どらえもんにでてくるジャイアンではないが、なんとなく、自分が上の方からだと思うと、つい、口調がぞんざいになってしまう。
ほんとは、人見知りで後ろに引っ込みたい方だと思ってたんだが。
敬語を使う機会に恵まれない最近の毎日。
ため口にばっさり単語口調。
いささか、自分でも自分の口調にあきれていた。

そんなとき、私よりは完璧に年下の人がやはり、80歳の方の年齢に驚いていた。
そしたら、私と目が合った。
「おいくつですか」
「知りたい?」
と、とっさに返事したものの。
この方、いったい、どういう意味で年齢をたずねたのだろうか。
80歳のあとの私も相当の年で、実は若く見えるだけかと思ったのか、はたまた・・。
いっそ、40です。と、さばをよんで相手の反応を見てみたいという誘惑にかられたが。
やはり、ここは、大人の分別。
だんまり作戦にしょう。
もしや、年齢を聞いて、お若いですねと言われた日には、なんじゃそりゃだし。
そうですかとあっさりかわされてもね。
逆に、ふけてますね。と、言われた日には、そこらにあった鍋を投げそうだし。

そして、玄関をあとにして、ふと頭をよぎったのは、「人に年齢をたずねるなら、自分が先に言わんといかんのじゃないかい」と。

|

« 暁英 贋説・鹿鳴館(北森鴻) | トップページ | マイレージとニモカとクレジットカード。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: おとしはいくつ?:

« 暁英 贋説・鹿鳴館(北森鴻) | トップページ | マイレージとニモカとクレジットカード。 »