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クロッカン

新しいお菓子を作るときは、わくわく半分。

材料は、わりと、オーソドックスなものだったけど、できあがりの写真を見たら、あんまり、ほれぼれとする感じではない。
それでも、クロッカンとは、おフランス語でカリカリしたという意味である。
という1文に、つられた。

まず、卵白をたったの25グラム、ボールにいれる。
卵一個の半分なんだそうだ。
一応、計りの上にボールをのせて、がんばって、25グラム計った・・つもり。
ただ、白身は、みんなの常識でわかると思うが、はなみずみたいにずるりとつながっているものだ。なので、これを半分ちょんと切って、25グラムにするのは、至難の技なのである。
所詮、家庭のお菓子。
ま、いいかの世界。
ま、いいか、と、35グラムもあったけど、見なかったふりをした。
次に粉砂糖を130グラム。
ちょこっとの卵白にこんだけの粉砂糖をいれたら、どうなると思う。
ちょっとした白い丘ができる。
これを電動泡立器で泡たてるというのだ。
気が知れん。
けど、初めてのお菓子のときは、疑いは禁物。
仰せのとおり、混ぜてみる。
案の定、混ぜても混ぜても、白い砂糖のかたまりがじゃまをする。
それに、これで、こんもり泡がたてられるのか、信じられん。
やっぱり、泡たつわけはない。
せいぜい、なんとなく、白い砂浜ができたって感じ。
ま、家庭のお菓子だ。
これぐらいでよしとしよ。
さてさて、お次は、これに薄力粉とアーモンドプードルをふるったものをいれて、さっと混ぜ合わせる。
別にさっとしなくても、混ざる。
そして、スライスアーモンドを80グラム、いれてまた混ぜる。
ねちょねちょという感じ。
これでいいんだろうか。
この種を天板にうすくのばして、粉砂糖を茶こしでたっぷりふる。
たっぷりは、もったいないので、そこそこにふる。

あとは、天火で焼く。
地肌が見えるくらいにうすーくのばしてたはずなのに、見る間にぷっくり。
それに、上にのった粉糖が割れ目を作っていた。
へえーっ、できあがりは、通り一遍のクッキーじゃなかったんだ。

カラメル焼きみたいにふっくら♪
かりっとさくさく。
お口の中で、ひろがる、さわやかな甘さ。
何枚でも、するすると、腹の中におさまりそうなお菓子。

なんと、クッキー類の中では、1,2,3を争うくらい、うまっいっ♪
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