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役所の掟

有り難くないお役を申し使って、町の広報誌の片隅に記事をのせている。
とりあえず、囲み記事になって、会の独自のお知らせを伝える役目だ。
レイアウトは、町の方でされるので、文字情報だけをこちらで作る。
今月は、こういう催し物があるだとか、今度、展覧会があるので、作品を募集しているとか、そういう他愛無いものだ。
問題は、その欄の管轄が役所ということにある。
トータル的に責任があるのはわかる。
が、言い回しや、のせるものについての内容まで、添削指導の憂き身にあうこともしばしば。
しかも、理由は、広報誌の全体の統一性のためだとか、わけわからん。
もしかして、ここ独自の掟でもあるのか?
一体、どうしたいのか、さっぱりわからない。
こちらで書いてほしいのか、それとも、あたりさわりのない内容にしたいのか。
いっそ、いつどこで何々があるというさっぱりした記事にしたら、どうだ。
とすれば、その欄はいらないじゃないか。

「あなたの作品をお待ちしています」という表現にも問題があるそうだ。
どんだけ、町民から、つっこみがあるのを警戒してるのか、保守的になればなるほど、広報はくだらなくなる。
隣の町や、隣の市など、よその町と比べてみられるのも一考かと思う。

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