中国雑技団
楽しみにしてた中国雑技団を見に行った。
最初に25歳の中国のお兄さんが現れて、挨拶をされた。
なかなか、お茶目な人で、わざと中国語でまくしたてたあとに、困った顔をして、そのあと、日本語で挨拶。
なかなか、おもしろい。
お兄さんは、司会で、次次の技を盛り上げていった。
長さ3メートルはあるむちで、新聞紙を破いたり、お客さんに造花を持たせて、撃ち落としたり。
お客さんの腰のひけた様子も、おかしい。
すんなり、花にあたらない所も演出かもと思いながらも、愛嬌たっぷりの動作で、場がなごむ。
言葉を使わなくても、表情身振り手振りで、観客をわかすことができるなんて、技よりも、すごいと思った。
もちろん、ふつうの人なんか、たちうちできない、肉体の究極のショーには、びっくりするやら。感心するやら。
でも、テレビだったら、これぐらいの技なら、絵空事として、見てしまうんじゃないかな。
が、生のショーは、迫力あるぞ!
実際の大きさの肉体があり、頬が紅潮して、汗ふきでる。
真剣そのもの。
どきどきわくわく。
最近、忘れてた、血湧き肉踊るの興奮そのものだ。
女の子の肉体の柔らかさと筋肉のしなやかさにも、驚かされた。
皿回しにしても、コップを何段も重ねたものを手や足や口でバランスをとるというのも、オーソドックス中の技ではあるが。
足の裏を上に向けたまま、おなかと背中が一巡する目にも留まらぬ早業に唖然。
あまりのアクロバット的技すぎて、気がつかないおばちゃんもいそうだった。
子供の頃、バービーちゃん人形の手足をぐるんぐるんと自由自在に曲げまくったみたいに、この人たちに骨があるんだろうかと、一瞬不思議に思った。
それにしても、もっと、すごいと思ったのは、笑顔。
女の子たち、実に優雅な笑顔を保ち続ける。
真剣な技もすべて、笑顔が場を柔らかくさせる。
お兄さんのひょうきんさと、女の子の笑顔で、このショーは成功してるかもと、物好きに二度も見た私は、感嘆した。
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